Sloan : Navy Blues
ARTIST / Sloan
TITLE / Navy Blues
LABEL / murder
DATE / 1998
TITLE / Navy Blues
LABEL / murder
DATE / 1998
1778。以前紹介した盤"One Chord to Another"。4th。学生時代を彩った盤は色々あるけれど、本作はその中でも10本の指に入る。Lサイドが本作のM1をかけたとき、俺の口角はニヤツキを覚えた。その時期はうろ覚えなのだが、1999年にリリースされた次作"Between The Bridges"をリアルタイムで買っていることを考えると、中学時代か。そのM1のギターリフでやられたあとから続く、すべての曲が珠玉過ぎて、今聴いても素晴らしいと感じる。ジャケがこれまで以上に偉大なるBを意識し、そこからすべてを意識し、意識しまくり、それをすべてに反映させている。細部にまでこだわって、30年近く前の音楽を再現する、いやその傑作を創造しようとするカナディアンたち。Sloanが最初で最後だと思う。もっともっと声高に、多くの人が、この盤を擦り切れるほど聴いて欲しい。アイディアがある。歌がある。歴史がある。愛がある。ちなみにSloan自体の話でいうと、本作では少しヘビーなアプローチに軸足を移している。彼らはより70年代に近づいていくのである。全13曲。捨て曲ない。大事なことなのでもう一度いうが、捨て曲なし。すごくない?そういえばかつて、Lサイドは言った。「名盤は、そのタイトルが曲名ではなく、その歌詞に使われている」と。ちなみに本作では、意識がたぎりまくるM4でネイビーブルーと歌われる。なるほど、そういうことか。これが名盤か。