Rafael Toral : Wave Field

ARTIST / Rafael Toral
TITLE / Wave Field
LABEL / money land/dexter's digar（drag city）
DATE / 1995/1997

オリジナルはポルトガルのレーベルmoney landから1995年に、ジャケからわかるようにマイブラへのオマージュ、多層化されたギターの響きは確かにマイブラのそれを意識している、Ragael Toralがポルトガルである以上、Nuno Canavarroの'Plux Quba'を仲間内でO'Rourukeに紹介したのはこいつの可能性が高いな、奇蹟の電子オーケストラであるMIMEOにも参加しているし、Sonic Youth'NYC Ghosts & Flowers'のM2でギターを弾いている、現在その役割が非常に注目されるToralさんのこの作品がたった2年で廃盤の憂き目から脱出したというのはGrubbsとO'ROurkeによる友情の証でしょう、恐らく主に後者だろうが、マイブラへのオマージュとはいえ、この無意識に似たアンビエントは明確なフォルムをもったロックの方向を示さない、基本的に安定しているのだが、ときおりみせるフィードバック音がまさにギターの泣き声に聞こえて切ない