Four Tet : Pause
ARTIST / Four Tet
TITLE / Pause
LABEL /domino
DATE / 2001
TITLE / Pause
LABEL /domino
DATE / 2001
1800。myspace。Lサイドによるレビューはこちら。2nd。これが10年前とかね、俺はこの10年何をしていたんだと問いたくなるね。一応itunesに入っているところを見ると、僕はLサイドに借りて取り込んでいるようだ。決して時代のなかからこの1枚として取り出されることはないだろうけれど、21世紀を形作った電子たち潮流をしっかりとフォールドしたという点で、言及されてもおかしくはない。今でも現役であるし。トロニカという語感というか響きを彩ったのは間違いない。暖色な生音使い。その粒感。それは「フォーク」という接頭語を持ってフォークトロニカなどと呼ばれた。その一方で、実はリズム系としてヒップホップへの造詣の深さも現れており、この領域の展望ないしは結果をたっぷりと含んでいる。そんな1枚が10年前なのだ。もう全部脱ぐからどうにでもして、という心境だ。Kieran HebdenによるソロプロジェクトがFour Tet。KieranはFridgeというバンドのメンバとして当時は頻繁に言及されていた。しかしその言及も、もはやアクチュアリティを持たない(と思う)。そんな時代。一過性に全力を投じた僕たちの、輝かしき青春の残り香である。同傾向の音楽は、とりあえず同時代にThe Booksによって一種の到達をみる。良い曲も多いよ。