Squarepusher : Do You Know Squarepusher
ARTIST / Squarepusher
TITLE / Do You Know Squarepusher
LABEL / warp
DATE / 2002
TITLE / Do You Know Squarepusher
LABEL / warp
DATE / 2002
2205。以前紹介した盤"Go Plastic"。あれ、俺これもってたっけなな1枚。でもレビューはまだ。こういうのが多くなってくるともう脳みそは本当に末期だと思う。勘弁してほしい。2枚組。1枚目は7曲入り。ラストにJoy Divisionの'Love Will Tear Us Apart'のカバーを収録するという面白い試みもある。その後、バンドを組んで何がしたいのかよくわからなくなる展開に含みを持たしている。2枚目は"Alive In Japan. Recorded July 2001"と題された60分を超えるライブ音源。どうも同年のフジロックの音源である模様。トータルで考えると、なかなかボリュームがある1枚である。ドリルン・ベースなる言葉の徘徊により、Aphex Twinとともに踊れないダンスを提示し続けたSquarepusherさんですが、本作ではデジタル環境を導入することで、全作の雰囲気を崩さずに、それでも崩してしまってとにかく短い模索を続けているという感じ。この模索は鬼のように大切で、本作の次にリリースされる"Ultravisitor"の土台となるわけです。アブストラクトなSquarepuserさんの仕事ってのは個人的には期待していないので本作も、さほど長く聞き続けたいという欲望はありませんけれども、本作によって自分を世界へと問い直したのだと考えたいところ。キャリアのなかの踏み台としては重要な1枚なのだと思う。迷いに迷いまくっている方向性、もちろん迷ってないのかもしれないけれど、その過程で試されたライブ音源の封入も面白いっちゃ面白いし、何よりも斜め上な選曲をしつつも、決して原曲の雰囲気を壊さないJoy Divisionのカバーも、何がしたいのか分からないながらも何か、ほほえましいのである。何度も言うが、物語は、この次の1枚が重要なのである。"Ultravisitor"。とりあえずこれまでリリースされたSquarepusherのフル盤は全てレビューしたということでよろしく。ちなみに2014年のTomのお仕事は高速ロボットを引き連れてのバンドです。あららららら。