Drexciya : Journey Of The Deep Sea Dweller III
ARTIST / Drexciya
TITLE / Journey Of The Deep Sea Dweller III
LABEL / clone classic cuts
DATE / 2013
TITLE / Journey Of The Deep Sea Dweller III
LABEL / clone classic cuts
DATE / 2013
2265。以前紹介した盤"Journey Of The Deep Sea Dweller II"。まだまだあるぜといわんばかりに繰り出されるDrexciyaの音源集第三弾。ダイバーは深く深く海を潜行していく。重力に従うという行為が生きるという行為で、そこから逃げていくバブルが、僕たちの生命線だったりもする。関係ない話だが。今回も、未発表曲が2曲も収録されている(M6M8)。特にM8はなかなかぐいぐいと攻めてくる1曲で楽しい深海ゲーム気分が味わえること受けあい。ファンならば当然押さえなければ鳴らない漏れ出したバブルである。そのほか収録曲の紹介をば、いたしましょう。それ以外、特に書くこともないわけで。M1M13はurより1996年にリリースされた"The Return Of Drexciya"より、M2もurより1995年にリリースされた" Aquatic Invasion"より、M11もurで1993年"Bubble Metropolis"よりってな具合で、コレだけでもなかなか手に入れられないラインナップとなっていることがお分かりでしょうか。手に入ったりして。それから、M3M12M14は1994年にsubmergeよりリリースされた" The Unknown Aquazone"より、M4もsubmergeより1994年に出た" Molecular Enhancement"から収録。M5M9は最初期の音源で1992年にshockwaveより出た"Deep Sea Dweller"に、M7M10はおなじみ"The Quest"に入っています。どうでしょうか。食指が動かないわけがありましょうか。そりゃあ、作品集も3枚目。相当好きな方で泣ければ、全て手に入れようとは思わないかもしれません。結局似たような音楽の詰め合わせだろうが、という声も聴かれるかもしれない。全ての曲が鮮明にすみわけされているわけではない。しかし、うにょうにょとその存在を隠されたままで主張する深海魚のように、その曲たちは、総論として似ていたとしても、それでもそれぞれが、どういうわけか魅力的な音を発しているのである。困ったこともあるもので。どこまでもDrexciyaの音楽、深海の音楽。重力に従うものだけに与えられた、どこまでも従順な底通音にいざなわれて、ようやくそこが僕たちのアジトになる。ようこそ。