The Ornette Coleman Trio : At The Golden Circle Stockholm Vol.1
ARTIST / THe Ornette Coleman Trio
TITLE / At The Golden Circle Stockholm Vol.1
LABEL / blue note
DATE / 1965
TITLE / At The Golden Circle Stockholm Vol.1
LABEL / blue note
DATE / 1965
2263。ジャズ名盤探訪。復活を果したOrnette Colemanによる北欧はストックホルムでのライブを収録した1枚。もちろんVol.2もある。好きなようにやっているようで、良くまとまっているフリージャズの功労者として、彼が作り上げたものは、スタンダードなんてのとはかけ離れた位置づけにあるわけだけど、そのジャズっぽさたるや随一であることは言うまでもない。フリーキーで遊んでいる感じ。そこに練りこまれている毒毒のノリ。演奏することを快楽として捉えるとき、この音楽は生まれるのだ。メンバーはOrnette Colemanがアルト、それを支えるのがベースのDavid IzenzonとドラムのCharles Moffett。これだよねえ。かっこいいよね。ジャズっていうものの個人的なイメージはまさにこの疾走するグルーブだよねぇ。こんなかっこいいことをしてるからOno Yokoとかに目をつけられてソロの1作目でフューチャーされたりするんだよねぇ。('AOS')調子濃いてるよねぇ。このどこまで行っても果てのない感じ。決して安寧のためのオーガズムではない上り続けていくスタイル。たまらないよ。それなのに捨て鉢ではく、音楽をやろうとする。なんとも整った音楽なのだ。そりゃあライブで聴いていたら最高だったろうよ。よくわからないじゃねーんだよ。よくわかるってなんやねんそもそも。音楽なんてわかんねーんだよ。だから面白いんじゃないか。ノレよ。踊れよ。空気の震えを悟性と構想力でもてあそべよ。最高じゃないか。悲しさとか雰囲気とかどーでもいいんだよ。浴びろよ。音楽なんだから。言葉を載せるなら話は別だ。しかしここにはただ3人による変幻自在のプレイがある。それだけでも最高だわ。言葉にならない最高の音楽を聴け。