Astrobotnia : Part 03
ARTIST / Astrobotnia
TITLE / Part 03
LABEL / rephlex
DATE / 2002
TITLE / Part 03
LABEL / rephlex
DATE / 2002
2397。以前紹介した盤"Part 01"。てっきり"Part 02"も持ってると思ったら。持ってなかったのかな。と思ったらEPでのリリースでした(のちにデジタルアーカイブ済)。その後デジタルベースで自身のレーベルAP Musikから"Part 00"もリリースされています。Ovuca名義をはじめ、rephlexを中心にもろもろの盤をリリースしたAstrobotniaことAleksi Peräläさん。今ではめっきりbandcampユーザーです。Jim O'Rourkeですら、その形態がエクスペリメンタルなものとはいえ、ほとんど販売数を稼ぐことができない非商業ベースな活動になるでしょうから、どの程度潤っているのかはよくわかりませんが、rephlex時代からの固定ファンがしっかりとフォローしていることを祈るばかりです。本作でも、その独特のランダムに這うようなリズムパーターンに、雰囲気のある上澄み液を旋律化していて、レーベルカラーはしっかりと反映されているように感じます。"Part 01"から踏襲されたジャケットは、直接的には宇宙を、あるいはその響き合うイメージとしての深海を伝えている。きわめてテクノ・ミュージックでいえば、とても伝統的なやり口だ。その中に連なるということは、そこからはみ出ることよりも勇気がいることだと思う。それでもrephelxに所属する作家たちは、それを引き受けて、そこからさらなる変革を探求していたとこが、とてもかっこよかったのだと思う。勉強好きな革命家集団。また何かしら大々的に動き出してくれるとよいのだけれど。