Original Silence : The First Original Silence
ARTIST / Original Silence
TITLE / The First Original Silence
LABEL / smalltown superjazz(smalltown supersound)
DATE / 2007
TITLE / The First Original Silence
LABEL / smalltown superjazz(smalltown supersound)
DATE / 2007
2407。もう10年前ですか。つっても知らないけど。ノルウェーの電子実験系のレーベルsmalltown supersoundが当時調子にのって展開したジャズというにはあまりにもインプロへと崩れている音楽を包み込んだレーベルsmalltown superjazzより、知ってる人には驚きのスーパーグループの登場です。 おなじみのMats Gustafsson(バリトン・サックス、エレクトロニクス)、Thurston Moore(ギター)、Jim O'Rourkeをはじめ、 唯一現地のミュージシャンPaal Nilssen-Love(ドラム、パーカ)、イタリアのバンドZuのメンバーMassimo Pupillo(ベース)、オランダのバンドThe ExのメンバーTerrie HesselsことTerrie Ex(ギター)。ねえ、よだれが垂れます。ポップス市場でも勝負してきたゴリゴリのインプロ集団の夢の競演ですね。音源自体はイタリアはレッジョ・エミリアのTeatro Ariostoで2005年9月30日に行われたコンサートがベースになっています。14分強のM1からぶっちぎりのテンションで緊張感ある演奏を聞かせてくれますが、45分を超えるM2でもその勢いは衰えるどころかますます過剰に爆発していきます。インプロで頻繁に聴かれる間をもって町歩するというタイプというよりPaal Nilssen-Loveがばかばかたたき続けるためにそれに沿って演奏が間断なく続いていく印象。かっこいいです。誰が聴きたいんでしょうか。聴きたい人もいるんでしょうね。たまにライブなんかでこの手の演奏を聴くと燃え立ちますね。いいね。ジャケデザインはもちろんKim Hiorthøy。一応ジャズを冠するレーベルなんだからジャズってことにすればよいのだろうか。